注文住宅で注目されている「土間リビング」のある間取り。室内に土間を取り入れることで、趣味を楽しめたり、子どもやペットと楽しく暮らせるお家を作りたいと思っている方におすすめです。
土間リビングって実際のところどうなんだろう・・・土間リビングのメリットやデメリット、土間リビングを間取りに取り入れ快適にするための注意点と対策方法についてご紹介します。
土間リビングの魅力
昔の日本家屋に必ずあった土間、水や汚れに強く、炊事のための釜戸スペース、農作業などの作業場や農作物などの保管場所といろんな役割を兼ねていました。また、家族やご近所との交流の場としても活用していました。
現在の土間リビングは、屋内でありながら屋外のような空間で、趣味を楽しむスペースにもなれば、子どもやペットの遊び場、お客様を気軽に迎えるお洒落なカフェのような空間にもなります。
土間リビングは、ライフスタイルや家族構成に合わせて多彩な空間を演出してくれます。
土間リビングのメリット

●耐久性が強く、汚れが気にならない
土間空間は土足で使うこともできる強い床材です。コンクリートやタイルで施工されているので、絨毯やフローリングなどに比べ、汚れが気にならず掃除もしやすいです。水や食べ物をこぼしても水で洗い流すこともできるし、後々シミも残りません。
●夏場のひんやり感
夏場が涼しいのも土間リビングのメリットの1つ。
土間の床はコンクリートやタイルで仕上げているので、夏場はひんやり感が快適です。エアコンに頼ることのない自然の涼しさで、心地よく過ごせる空間になります。また、光熱費の節減にもつながります。
●多目的に使用できる
室内でありながら屋外のような空間を持つ土間リビングは、子どもやペットの遊び場、自転車やバイクなどの収納スペースなど趣味を楽しむスペースとして活用するのもよいでしょう。
ライフスタイルに合わせて、多彩で自由な空間になります。
土間リビングのデメリット
●段差ができやすい
室内に土間空間を取り入れると段差が生じることを念頭において検討してください。段差は、将来的にバリアフリーの観点から負担に感じてることもあります。間取りをチェックする段階で、段差がどれくらいできるか確認しておきましょう。
段差が気になる場合は、土間リビングとダイニングなどの境界部分にスロープを設置すると段差は解消されます。
●冬場は寒い
土間リビングは、冬場は冷えやすいというデメリットがあります。
床材はコンクリートやタイルなどが使われているので、通常のリビングで使用されるフローリングに比べると断熱性が低い素材のため、冬場に土間の床から底冷えが起こる可能性があります。夏が涼しく快適な分、冬の寒さへの対策が必要になってきます。
土間リビングを快適にするための注意点

●床材の選び方は慎重に
土間リビングの床材を選ぶには、それぞれの特徴を考慮してみてください。
【コンクリート】
セメントに砂と砂利を混ぜて強度を高めています。
平にするためのコテ押しの回数によって仕上がりがことなります。シンプルでインダストリアルな雰囲気も出せます。

【モルタル】
セメントに砂を混ぜた素材。仕上の方法によって、見た目のイメージが変ります。
コンクリートよりも柔らかく、滑らかな仕上がりになります。コンクリートよりも耐久性に劣るため、ひび割れしやすいというデメリットがありますが、それも味わいの一つと考える方も多いようです。
傷みが出たらモルタル部分だけを除き、塗り直しも可能です。

【フロアタイル】
タイルは耐久性が高く、種類やカラーが豊富でデザイン性が高い素材。
シックな住まいにもナチュラルな住まいにも合わせやすい素材です。滑りにくい加工や防汚加工などの機能が付いたタイルもあります。
割れやすいデメリットもありますが、部分的な張り替えも可能です。

●段差をつけ過ぎない
土間リビングと部屋との段差はつけ過ぎないようにしましょう。
お子さまや高齢者にとって段差は負担になります。将来的にバリアフリーのことを考える時期が訪れます。土間リビングを取りいていれる段階で、将来的に段差をなくすリフォームができるように設計しておくと安心です。
●暖房器具で寒さ対策
土間リビングは、冬場に冷えやすいというデメリットがあります。
床暖房や薪ストーブを取り入れる方法もありますが、部屋全体を暖めることができるパネルヒーターを導入したり、冷たさを感じやすい土間の床部分にラグを敷くなどの対策がおすすめです。
土間リビングのメリットを活かした間取り

●趣味を楽しむ
土間リビングで趣味を楽しんではいかがでしょうか。
室内でも屋外でも作業ができるガーデニングやDIY、自転車やバイク、アウトドアグッズのお手入れなど、さまざまな趣味にも対応できることが多く、楽しみを広げられる空間になります。天候を気にせず作業ができ、汚れも気になりません。
●子どもやペットの遊び場
土間リビングは、子どもやペットの遊び場としても活用できます。
天候の悪い日に外で遊べなくても、土間リビングでは屋外と同様に遊ぶことができます。目が離せない小さな子どもも安心して遊ばせることもできます。また、土間を汚しても簡単に掃除ができるので、掃除の負担にはなりません。
●庭とつなげてサンルーム
庭の近くに土間を作ってサンルームとして使ってみてはいかがでしょうか。
季節や天候を気にすることなく庭を眺めたり、ペットと遊んだり、ゆったりとした時間を過ごせます。土間と庭などのエクステリアを繋げる場合は、窓は全開できるタイプのものを取り入れると開放的な空間にすることができます。
まとめ
今、土間の魅力が注目されています。
土間は室内と屋外をつないで、憩いの場になる空間です。天候も気にすることなく、夏場も涼しく多目的に使え、汚れも気になりません。その反面、冬は冷えやすいため暖房対策が必要となります。
また、段差や部屋の行き来などのデメリットもあるので、生活動線や設備を考慮して間取りを検討することが大切です。
土間リビングの注意点やメリット・デメリットを参考にして、土間リビングのある平屋のお家を建ててみてはいかがでしょうか。

