こだわりのキッチン空間
理想のキッチンを手に入れることは、お家で料理をする人にとっての憧れです。
毎日使うキッチンだからこそ、少しでも効率よく、使いやすく、おしゃれなキッチンで、気分よく料理ができるお気に入りの空間にしたいものです。
キッチンのレイアウトの種類と快適なキッチンの間取り、見落としがちな注意点まどをご紹介します。
キッチンレイアウトの種類
キッチンのレイアウトには主に6種類の型があります。
コンパクトなキッチン、家族と対面しながら料理を作れるキッチン、大人数に囲める広々キッチンなどなど、生活スタイルに合わせて選べます。

●アイランドキッチン:システムキッチンが島のように独立したレイアウト
島のように調理スペースが独立されているため、ぐるりと周りを囲むことが可能です。コンロで火を使っている人を避けて冷蔵庫の食材を取る、フルフラットな対面側で調理を補助するといった使い方もできるため、何人かで調理や作業をするのに向いています。

●ペニンシュラ型:アイランド型の片方の端が壁と繋がった半島のようなレイアウト
アイランド型と同様、シンク、コンロ、作業台がすべて対面式のため、リビング・ダイニングとの繋がりを意識できます。
●Ⅱ型キッチン:シンクとレンジがⅡの字型に並べたレイアウト
アイランドキッチンに似ていますが、シンクとレンジが別になっているのがポイントです。冷蔵庫との配置を考慮することで、家事をする動きに無駄を省けます。

●I型キッチン:シンクとレンジが一列に並べたレイアウト
壁に沿って配置されるので、限られたスペースを有効に使えます。ダイニングとの境界にカップボードなどの間仕切りを置かなければ、通路幅を気にする必要はありません。


●L型キッチン:シンクとレンジをLの字型に並べたレイアウト
作業動作が短く、体を90度に振り向けばよいだけなので、動線がとれもスムーズになるのがメリットです。Lの字のコーナー部分を活かせるかどうかで、収納量が変ります。

●U型キッチン:Uの字型にシンク、コンロが並んだレイアウト
シンクとコンロが90度の位置にあるので、作業動線が短くなります。また、作業台が広いので、料理の品数が多いときや、複数人で調理をするときなどに最適です。
快適キッチンの間取りとポイント
キッチンに立つのが1人だけの場合は最低75~80㎝の通路幅を確保しておくのが理想です。また、複数でキッチンを使う場合は、安全にすれ違うためにも最低100㎝前後が必要となります。
あまり通路の幅を広く取りすぎると、背面の収納に手が届かないなど、動線が悪くなる場合も。キッチンのタイプや収納位置の間取りに合わせて、通路幅を検討する必要があります。
ダイニングとの位置関係

●対面タイプ:ダイニングに向かって、キッチン調理台が設置された配置
子どもの様子を見ながら、お客様と話しをしながら料理をしたいという方に人気の間取りです。調理台をフルフラットにすると、開放的でお洒落に。少し高めのカウンターで区切るタイプにすると、調理や片付けの手元がダイニングから見えずスッキリと使えます。

●背面タイプ:ダイニングに背を向ける配置
料理に集中しつつも、背面のダイニングとの一体感を大事にしたい方におすすめです。
ダイニングとの境をオープンにし自由な動線を確保する間取りと、間に低めに調理台やカップボードなどを置き、緩やかに仕切る間取りがあります。
●独立タイプ:ダイニングから独立した間取り
個室のような間取りになるため、料理に集中したいという方におすすめです。
3方向を収納のためタップリ使えたり、ニオイや汚れがダイニングに広がらないというメリットがあります。

●半独立タイプ:カウンターと垂れ壁で個室のように区切られている半分独立した間取り
カウンター腰にダイニングと繋がっているので、ダイニングの様子を見ながら料理ができる「対面タイプ」と、収納等が充実させてれる「独立タイプ」の良い所を両立できます。
ダイニング側からキッチンが丸見えにならないのもメリットです。

家事動線のポイント

キッチンの家事動線を考えるうえで重要なのは、冷蔵庫、レンジ台(加熱調理器具)、シンクの距離と配置です。この3つを結ぶ線を「ワークトライアングル」と呼び、最適な距離を配置することで、効率よく作業ができます。このワークトライアングルの各辺が長すぎると、動きに無駄ができて疲れやすいキッチンになってしまい、逆に短すぎると調理や配膳、収納などのスペーsが足りず使いづらいキッチンになってしまいます。
最適な距離は体格により個人差もありますが、一度ご自宅のキッチンを測ってみてはいかがでしょうか。
シンク~コンロ 120~180㎝
シンク~冷蔵庫 120~210㎝
コンロ~冷蔵庫 120~270㎝ 3辺の合計=360~660㎝
冷蔵庫の配置のポイント
意外と見落とし勝ちなのが、冷蔵庫にドアです。今まで使っていた冷蔵庫を設置する場合はとくに、ドアの向きや開く角度にも注意が必要です。
扉が充分に開けられるのか、ものの出し入れがしやすいのかもチェックしてください。ドアの開く方向を付け替えられるもの、観音開きで大容量でもコンパクトに開閉できるものなどもあります。
新居に合わせて買い替える場合も、容量やサイだけではなく、開き方もご確認ください。

ゴミ箱の位置

キッチンレイアウトで意外と忘れがちなのが、ゴミ箱の配置です。ゴミ箱の配置場所を考えていなくて、使いにくい場所に置いてしまい作業効率が悪くなった、ということは避けたいところです。
シンクや作業台側にゴミ箱のスペースを置くと、作業中に出たゴミをすぐに捨てることができます。キッチンをスッキリ見せるためには、シンクの下にゴミ箱を隠せるスペースを設けるか、食器棚と冷蔵庫の間にゴミ箱が収まるようにするなど、あらかじめゴミ箱の設置場所を検討しておくとよいでしょう。
キッチンはこだわりの詰まった場所。設備も機能性やデザイン、素材や耐久性など、あらゆる面からリサーチして決めていきたいものです。
それぞれに長所や短所があるため、ご自宅のキッチの使いを想定しながら、最も自分にあったキッチンレイアウトを選んでみましょう。

